いつもありがとうございます。
今日３月３０日にパブリッシングリンク らぶドロップス様より新刊が配信されます。
『極上御曹司と恋に落ちる方法 アラサー外科女医の恋愛作法』です。
こちらは、外科医 白石治美が、ある雪の夜に極上の男性をコンビニで拾うお話です。
拾うって……猫の子じゃあるまいし。そう思われるでしょうね、私もそう思います。
しかも何気に、猫が縁で二人は親密になっていくのです。
このストーリーを思いついたのは、一昨年の大晦日に愛猫を亡くしたことがきっかけでした。
亡くなる一年ほど前から、猫の食が細くなり必死で食事を与える日々が続いていました。夫の助けも少しはありましたが、それほど猫に関心がないように私からは見えていました。しかし、猫が亡くなると、私と一緒に悲しみ、たくさんの涙を流し、死んでしまうのが可哀想だから猫はもう飼いたくないとまで言うのです。
（その後、猫がいないと生きていけない私が夫を説得して今の猫を迎えています）
実は、子供の頃から私の周りの男性（親や兄弟、親族のことです）は、我が道を行く俺様系が多く、男性がペットを大切にする姿を見たことがありませんでしたので、男性はペットに感情移入しないものだと勝手に思っていました。それが、これほど大切に思っていたとは……大きな驚きでした。
その後、新しいストーリーを考えている時にふと、スパダリのカリスマ経営者が大切なペットを亡くしたらどうなるのかな？ ぐちゃぐちゃに乱れるのかな？ と、疑問が湧きました。ものすごく高級な生地のスーツを着たイケメンが泥酔したらどうなるの？ そのカリスマが誠実な外科女医（ゲカジョ）白石治美と出会ったら……？と妄想が始まったのです。
白石治美は、私がこれまで書いたヒロインの中で最強の女性です。愚鈍なまでに仕事に誠実で、弱者に優しい。ヒーローの一真は大物すぎてどこかネジが外れているようですが、これまでの人生、全戦全勝のスパダリです。唯一彼が勝てなかったものは、父を失うことになった運命だけです。
そんな主人公達が活躍する。ちょっぴり涙と笑いありのラブストーリーを楽しんでいただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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